萩原麻衣(97年度高校奨学生—鳥取大学医学部1年在学)

子どもの頃からの夢をかなえるべく、私は今年4月に鳥取大学医学部に入学しました。はじめはぎこちなかった大学生活も、今では友人との会話の中に関西弁や鳥取弁がまざるまでになりました。今年1年間は一般教養を学ぶため医学系の授業は一切ありません。しかし逆に将来についてじっくり考えられるよい機会なのかもしれません。 「医師とは何か」私は時々このテーマで友人と話し合います。すると、話が進むにつれ話題は宗教や哲学、倫理そして現代社会についてと移っていきます。医師になる上で医学の知識はもちろん大切ですが、今勉強している一般教養が実は不可欠かもしれないと感じつつ、眠い目をこすって今日も大学へ向かいます。

木下泰子(00年度大学院奨学生—東京藝術大学修士課程3年在学)

2年間奨学金の給付を頂きまして本当に有難うございました。4月から論文の作成に追われながらも、声楽の特殊研究授業のほかに劇場のマネージメントの講義や、音楽療法に関する授業を聴講しています。音楽を通して自分がどのように社会とかかわってゆくのがよいか、社会に私を通してどのようにして音楽を通わせる方法があるか考えています。

清水秀明(95年度高校奨学生—慶応義塾大学経済学部4年在学)

お蔭様で「みずほフィナンシャルグループ」から内定を頂くことができました。統合に伴って世間では様々に騒がれておりますが、来年から社会人として、頑張っていくつもりです。慶応での残りの大学生活を精一杯有意義なものにしていきたいと考えております。今の充実した生活を送れる自分があるのも御財団のお蔭だと思っており、大変感謝しております。

小林ひかり(99年度大学学部奨学生—南山大学外国語学部4年在学)

伊藤謝恩育英財団の皆様、いつも温かいご支援ありがとうございます。ご援助のお蔭でこうして勉学に励むことができ、感謝してもしきれない気持ちです。このたび私の進路が決定しました。名古屋大学大学院国際開発研究科前期課程に無事合格しました。アジアの発展途上国の開発問題においてとくに教育開発の視点からの研究アプローチ・実践プロジェクトを行っていきます。以前から研究したかったテーマにいよいよ取り組めます。来春入学までにしっかり準備していきたいです。なお、11月名古屋で行われたタウンミーティングの場で、川口外務大臣に質問する学生の一人に選ばれました。

レチャウアン(99年度大学学部奨学生—東京工業大学4年在学)

いつも大変お世話になっております。私は、今年の8月中旬、東京工業大学大学院修士課程の入学試験に合格しましたので、来年の4月からは同大学院に進学することになりました。また、大学4年生の卒業論文も順調にいっています。私が勉強に研究に集中できたのも貴財団のご支援があったからこそです。本当にありがとうございます。

廣富哲也(98年度大学院奨学生—県立会津大学大学院博士課程3年在学)

7月にウイーン、9月にサンフランシスコへ行き、国際会議で発表をおこないました。。12月にシンガポールへ行く予定です。就職活動と論文・研究で忙しい毎日ですが、頑張りたいと思います。

山下契(00年度大学学部奨学生—神戸大学国際文化学部3年在学)

後期が始まりましたが、卒業単位はほぼそろったので今後は卒業研究、就職活動に向けての準備等に多くの時間を使うことができそうです。陸上競技部の活動では、11月17日に天の橋立をゴール地点として行われる関西学生駅伝大会に向けて毎日厳しい練習に耐えています。心身とも、非常に充実した大学生活を送れていますことを感謝しています。

菅谷早葉(97年度大学院奨学生—ウイーン国立音楽大学大学院、文化庁派遣研究員)

東京藝術大学と提携関係にあるウイーン国立音楽大学大学院で2年間の研鑚を積んだあと、文化庁派遣研究員として更に1年間ウイーンに留まっています。 この1年間ヨーロッパでは、スロヴェニアのブレッド音楽祭、オーストリアのアイゼンシュタットでのハイドン・フェスティヴァル、南フランスのエクサンプロヴァンス音楽祭、この10月にはドイツでのコンサートに出演し、街で何度も見知らぬ方から私達のカルテット・アルモニコに「次はいつ弾くの」と声をかけられました。 また、日本でも東京に新しくオープンしたトッパンホールでの2年間3回のリサイタルがスタートした他、津田ホールでの2回のリサイタル、東京藝術大学奏楽堂でのリサイタルと大忙しでした。 私達のような若いカルテットが国内外でこのように認められ活躍できるようになれたのは、伊藤謝恩育英財団の奨学生としてご支援いただいたお蔭でいつも感謝しています。

劉彩鳳(99年度大学院奨学生—奈良女子大学博士課程卒業)

貴財団のお蔭で、研究に専念・継続でき博士号(学術)をこの春得ました。今は外国人研究者として奈良女子大学生活環境学部に籍を移しています。引き続き相互扶助研究を柱にしつつ、地域通貨・労力銀行・時間預託を、沖縄島嶼部での、住民参加型の老人介護展開などと、中国における同様な展開可能性などとを、比較する研究をしています。大学院仲間・他大学専門家などとの調査でさらに新しい視座を得ようと努力しています。両国の福祉向上に向けた貢献と学術交流・発展の礎としたい。貴財団に報告出来る程の成果にできればと望んでいます。感謝。

徳永(旧姓脇元) 洋果(97年度大学学部奨学生—研修医)

平成13年に信州大学医学部を卒業し、13年5月から京都第一赤十字病院にて内科研修医としてスパーローテート (内科、麻酔科、救急部、小児科、産婦人科をまわります) しております。私の目標は家庭医として専門性を高めることです。「家庭医」とは、大人から子どもまで患者さんの家族全体の健康をフォローできる医師のことです。診療所から患者さんを送るであろう大きな病院では、どのように診断、治療されているのか経験すべく総合病院を研修先に選びました。 来年4月からは佐渡に移り、60床ほどの公立病院 (町立相川病院) に勤務する予定です。週に一度は主人が開いている診療所にて診療します (8月に入籍し脇元から徳永になりました) 。主人とは漢方研修で知り合い、これからも東洋医学と西洋医学の長所を取り合わせ、漢方の目標とする未病を治す;すなわち予防医学を実践すべく努力したいと思っています。佐渡の皆さんの一つのよりどころとなれば幸いです。研修医生活で疲れることもありますが、佐渡で待っている人たちがいると思うと、とても励まされ、元気になります。