公益財団法人 伊藤謝恩育英財団 Ito Scholarship Foundation

OB・OGからのメッセージ

2015/02/16

対話する建築をめざして

2004年度大学奨学生 Kさん

私は、学部時代に財団に支えて頂いたおかげで、大学院に進学、更にスペイン・バルセロナの建築大学に留学し、建築学を学ぶことができました。大学院卒業後はゼネコン設計部に入社し、3年半の勤務を経て、現在はフリーランスで建築・空間、プロダクト、グラフィックのデザイン・設計を行っています。 またその傍ら、NPO団体である「子ども建築塾」でアシスタントティーチャーとして活動しています。建築を通して、子どもが自身の感受性にアプローチする創作活動をサポートしたり、まちに子どもたちのアイディアを提案するプログラムでファシリテーター的な役割を担ったりしています。 建築家の職能は、建物を設計する技術者だけではありません。建築には、まちと人、人と人など異なるもの同士の媒介となる役割があります。そのような形態をデザインすることも仕事のうちの一つですが、それに至るまでのプロジェクトマネージメント、運営やワークショップ等の活動を通したコミュニケーターとしての役割も大きいのです。 財団での思い出は、奨学生が企画する年に一度の研修会のことです。それまでは奨学生同士の交流があるようにと、財団の方々が全てマネージメントしてくださり、研修が行われていましたが、2005年度から実行委員が発足され、そのメンバーとして研修会の立案から当日運営まで取り組みました。それぞれの得意分野を活かしたチーム編成で、私はプロフィール帳やしおりなどのペーパーアイテムを担当しました。今思えばこの時にも、アイテムの一つ一つが、奨学生同士が繋がる小さい手助けになるようにという思いで取り組んでいました。 建築やデザインは未知なるものと対話する手段であると考え、これからも既存の枠にとらわれずに「〜したい」「〜なったらいいなあ」と思うことを大事にして活動していきたいと思います。
現在/フリーランス
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