この度、前理事長伊藤雅俊の逝去に伴い、3月27日の理事会において理事長に就任いたしました、山本尚子でございます。

2000年より財団の仕事を始め、常務理事・事務局長（財団の母）として、これまで奨学生の皆さんには細かいことまで注意をしたり、共に喜び、悲しみも共有したりしてきました。これからも、この財団の大切にしている人との繋がりを大切に、今までと変わりなく財団の母でありたいと思っております。

前理事長は、29年前70歳の時に財団を創立しました。来年で創立30周年、また前理事長の100歳のお祝いを予定していましたが、後者は出来ないことをとても残念に思います。

創立者のメッセージに
「若者の中で21世紀を担う人として 逆境にひるまず『自ら学ぶ』気概と行動力があり、かつ、温かい心で周囲を明るくし、皆から人望のある人を応援したいと考えます。そして、その人たちがこの奨学金を勉学のために有効に活かし、その感謝の気持ちをさらに次の世代の若者に引き継いでくれることを願っています」
とあります。

新しい常務理事・事務局長も迎え、理事・評議員皆様のご指導の下、前理事長の遺志を継いで、明るく、行動力のある、感謝の気持ちを持てる人たちを応援してまいりたいと思っております。
これまで同様、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人 伊藤謝恩育英財団　理事長　山本 尚子