公益財団法人 伊藤謝恩育英財団 Ito Scholarship Foundation

OB・OGからのメッセージ

2020/12/22

人との繋がりを感じる期間

2012年度大学奨学生 Hさん

小さな頃からの夢だった幼稚園教諭となって早4年半、今では中堅教諭として後輩の先生たちと学年を組み、学年主任を務めるまでになりました。今年度は感染症拡大のため、年度初めは休園が続き、子どもたちと直接会えない日々が続きました。週に一度クラスの子どもたちに電話をかけて家での様子を聞いたり、YouTubeを活用して家庭でできる遊び等の発信をしたりしてきました。6月に幼稚園が再開した際、私自身は初めて会うことにかなり緊張をしていましたが、いざ会ってみると、子どもたちは担任の先生として認識し親しみをもって接してくれました。自粛期間の家族としか顔を合わせない中で、定期的に会話をしたり顔を見たりできる相手としての存在が大きかったようです。私も自粛期間中、友人と連絡を取ったり、テレビ電話で会話をしたりすることが唯一の気分転換でした。その中で、直接会えなくても繋がり続けることの大切さや有り難さを改めて感じました。大学卒業以来、財団の親しい友人とは年に一回集まり旅行に行っています。職業は違っても、仕事や社会に対する意識は似ていることが多く、話していて共感することがとても多いです。現役奨学生の皆さんも、貴重なご縁が得られる場として、財団の研修会等へ積極的な姿勢で臨んでもらえればと思います。
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