公益財団法人 伊藤謝恩育英財団 Ito Scholarship Foundation

OB・OGからのメッセージ

2020/12/22

多様な価値観に触れて

2011年度大学奨学生 Fさん

人の人生に関わり、価値観に触れる仕事がしたいと思い看護師になりました。 新卒では救命救急センターに配属され、人の生死に関わり、生きることを助けることにやりがいを感じていました。しかし、徐々に、「生きること」ではなく「どのように生きるか」を支援していきたいと思い、現在は訪問看護師として在宅医療の現場で働いています。利用者・ご家族は今後どのように過ごしていきたいのか?長期的な関わりの中で価値観に触れ、人生に寄り添っていくプロセスが魅力的で訪問看護師という仕事に夢中になっています。また休日になると妻と山を走るトレイルランニングの大会に一緒に出たり、息子とは空手の稽古を一緒にしたりとアクティブさは学生時代から変わらず過ごせています。 これら全ての原動力は、財団の仲間たちの活躍を常に感じられているからです。今でも年代関係なく一緒にご飯を食べに行ったり、SNSを通じてコミュニケーションを取ったりする中でそれぞれの持ち場で奮闘している姿から刺激をもらい、何事も前向きに取り組めています。奨学生という学校とも職場の仲間とも違う、本来交わることのないはずの仲間とのご縁をいただけたことは今もこれからも僕にとって大切な財産です。
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