公益財団法人 伊藤謝恩育英財団 Ito Scholarship Foundation

OB・OGからのメッセージ

2021/12/21

後悔しない生き方を目指して

1996年度大学院奨学生 Kさん

伊藤謝恩育英財団の奨学生として採用されてから、すでに25年が経過しました。現在は、企業向けの事業創出・事業継続を推進するコアとなる人材育成、並びに組織力強化を支援する研修・コンサルティング会社を2011年2月に起業し、日々活動しています。 私は、大学院修了後、ITエンジニアを目指し、外資系の某大手IT企業に就職をしました。しかしながら、配属されたのは、希望とは全く異なる電子計測事業部の営業職で、正直、希望との大きなギャップに戸惑いを感じました。しかし、当時の役員から「お客様のことを知らなければ、優秀な技術者にはなれない」と言われ、ここからキャリアをスタートしました。実際に仕事をやってみると、営業アプローチは非常に科学的であり、計測器を必要とするお客様の多くは、研究開発部門ということもあって、これまでの技術知識が多いに活かされました。この時の経験から、顧客と技術の両方の視点を持ち合わせていることが、私の研修やコンサルティングの土台となっています。 これまで、やりたいことは全部やるつもりで、取り組んできました。やらずに後悔するより、やってみて失敗した方が何倍も価値があるし(本当にたくさん失敗)、将来の成功の糧となると考えています。2019年からは、あるご縁がきっかけで、筑波大学の大学院にて事業継続マネジメントコースの非常勤講師もしています。これからは、将来を担う若い世代にも、知識・経験を還元していけたらと思っております。
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