公益財団法人 伊藤謝恩育英財団 Ito Scholarship Foundation

OB・OGからのメッセージ

2023/12/18

人との繋がりの有難さを伝えていきたい

2007年度大学奨学生、2011年度大学院奨学生 Mさん

難民支援への関心から、学生時代は国際協力を学び、関連団体に就職しました。現在は休職して夫の海外赴任に帯同し、ジュネーブに住んでおります。 幼い娘とのんびり暮らしていた2021年8月、タリバンによるアフガニスタン制圧のニュースが飛び込んできました。すぐにアフガニスタン人の友人たちに連絡をし、安否を確認できた一方、彼らの国外退避がうまくいかず、現地から緊迫した連絡を受ける日々が続きました。幼い子供を連れた友人一家が無事に出国できたときは本当に本当に安堵しました。 その友人から、命の危機に晒される中「人との繋がりの有難さ」を実感したとの話がありました。現地で共に行動し助け合った友人はもちろんのこと、心が折れそうな時に受けた異国の友人からの励ましの言葉、何とか力になろうと奔走する気持ちにとても助けられた、ありがとう、と。 人との繋がりを大切に、感謝の気持ちを忘れないこと。奨学生時代に財団から何度も伝えられたこの心持ちの尊さを身に沁みて感じました。 娘と昨年当地で生まれた息子にもしっかり伝えていけるよう、まずは自身の行動で示していきたいと思います。
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